九州・山口「たねとりくらぶ」のつどい

九州・山口「たねとりくらぶ」の集いが6月26日(土)27日(日)、小川町観音山ふれあいの里にて、九州内より68名の参加者で開かれました。自然農法国際研究開発センターの石綿薫氏を講師に迎え、種子を生産者の手に取り戻す自家採種のすすめとして「自家採種のツボ〜タネとりは品種を育てること」の演題で講演されました。
 自家採種を続けることによりその土地、その時期、その食べ方ならではの品種が生まれる。タネをとり、栽培をする、を繰り返すことにより、その地域、その畑に必要な「強さ」が集積され、タネとり栽培の影響が周囲の生態系を改善し、タネとりも、有機農業も、容易にしてゆく。
 後半は、タネとりの実験のツボとして、各作物ごとに採種の時期、採種の仕方、どれをタネに残すかなど、詳しく解りやすく実演していただきました。

 翌日は清和の佐藤さんの圃場にてへちま畑の間作の赤ジャガ、赤男爵ジャガ、タネ用人参の整枝の仕方の見学。
 6年連作の不耕起栽培のミニトマトに連作障害が起きない事に驚き、連作障害を克服するとは、作物がその土地に働きかけ、環境(微生物、生態系など)が、その作物に適応していくとの説明に感動し、閉会しました。

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