身土不二

ゆうきフェスタで 釜炒茶の実演も
今、若い有機茶農家頑張っている!

 「茶どん飲んでいきなっせ」と、お茶は生活の中に、何となく、深く、当たり前のように溶けこんでいる。熊本でも二〇数年前、有機農業運動が始まった頃は釜炒茶という独特な製法が盛んだった。
 手揉み茶、釜炒茶、蒸茶、番茶と、茶農家と共に、無農薬栽培の生活茶作りを、提携活動の中で、茶摘み交流や学習をしながら進めてきた歴史がある。
 ただ、伝承されてきた釜炒茶が近年少なくなっている。残念だナーと思っていた時、日本茶文化の発展、茶の正しい理解と普及の為に、5年前から日本茶インストラクター(アドバイザー)認定制度があることを友達から教えてもらった。興味があったので学んでいるところだが、まだまだだ。熊有研の中でも、若者がこのインストラクターの資格をとり、お茶のJAS有機栽培に精力的に取り組んでいる。
 人と人とを結ぶお茶を大事に育み、地域に残っている生活茶を、これからもずっと残していくことが必要と強く思っている。
 最近の緑茶ブーム。幅広くお茶の知識を学ぶにも日本茶インストラクター認定制度は良い機会です。「ゆうきフェスタ」でも茶コーナーがありますので、興味のある人、一緒に学びましょう。立ち寄ってくださーい。茶農家も楽しみにしています。

      日本茶アドバイザー 市来 眞

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