BDFコーナー

  バイオディーゼル燃料(BDF)の精製装置を会場内に設置し、いのちと土を考える会が回収した食廃油を使ってBDF精製のデモンストレーションを行いました。いろんな人が足を止めて、食廃油がディーゼル燃料になるのを不思議そうに見ていきます。崇城大学の先生は実際に下仕事を手伝いながらずっと話し込んでいかれました。また、情報を聞きつけて、鹿児島の農家の人たちが来られました。町から菜の花の作付けを依頼されたので勉強に来たという生産者たちでした。私たちの知らないところでも菜の花プロジェクトに取り組む人たちが出てきているようです。
  県下や九州一円のBDF情報もまとめてパネル展示しましたが、情報交換やネットワーク化が出来れば、うんと元気が出てきそうな気がします。
  会場にはトラクターも持ち込んで、実際にエンジンを回してみました。軽油と何ら変わらない駆動感覚と、特に天ぷらをあげるときの香りのする排気ガスには、安心だし気持ちがいいと好評でした。
  実際に各団体で廃油を回収する実績を積み上げ、農家にトラクターで使ってもらうよう働きかけていけば、農家は喜んで使ってくれるようになるという実感を強く持つことが出来た一日でした。