身土不二

47市町村へ
有機農業政策に関するアンケートを発信

坂梨敏行

 有機農業生産者に対する行政からの支援策等を尋ねるアンケートを、熊本県知事をはじめ47市町村へ発信することが先の通常総会において特別決議されました。

 その趣意書では、自然環境の維持や県民の健康づくりで環境保全型農業が大きな役割を果たしていること、有機認証制度は有機農家へ大きな負担を強いていること、環境保全型農業の発展のためには支援が必要であることを訴えています。
その設問を簡単に紹介いたします。
@ 食の安全、地産地消等に対し環境保全型農業はどういう貢献ができると考えられるか?
A 平成12年から導入された中山間地等への直接支払い制度導入の現状と成果は?
B 環境保全型農業への生産、流通、啓発などの分野での貴自治体からの支援策の有無は?
C 福島県や宮崎県、佐賀県で行われている自治体からの有機農業への直接支援に対する考えについて。
D 全国第2位の有機農家数を擁する熊本で有機農業の普及のために貴自治体と連携できることはないか?

というものです。
 余談ですが、熊本県が有機農業の先進地であるとすれば、全国の有機農家のためにも、熊本で有機の経済特区を立ち上げるくらいの気概をしめす時期にきているのではないかと思っております。

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