研修生OB・OGプロフィール詳細

小島末広さん 研修先:うきうき森田農場

出身地 長崎県 就農地域 西海市(長崎県)
研修開始年齢 40歳 研修期間 1年
就農年 2017年1月 リンク
栽培品目 生姜・ニンニク・玉ねぎ・人参・じゃがいもを中心に、連作障害が起きないよう里芋、サツマイモなどを組み合わせて栽培

有機農業を志したきっかけ

母親の病気の症状を抑える為には、有機野菜が有効という記事を見たことがきっかけです。購入するよりは、自分で栽培したいと考え有機農業を目指しました。
長崎県内で、有機農業を営んでいる方々を訪ねました。その中に、百笑会という有機JAS認証を受けている生産者グループの事務所に伺い、熊本県有機農業研究会の認証を受けたことを知りました。その後、インターネットで有機農業で研修生を受け入れている研修機関を検索しました。その結果、森田さんに行きつきます。
新規就農に関する話を森田さんから伺うことが出来、私に道が示されたと感動を得て熊本県有機農業研究会にて有機農業を目指す決意と覚悟を決めました。
ただし、いろいろと重なり、西海市で就農しました。

研修前の農業経験

未経験でした。

研修中

未経験でしたので、作業についていくので精一杯でした。(結果、作業についていけませんでした。)作業内容に関する質問をする余裕がなく、かなり注意を受け、心身ともに鍛えられました。有機農業を学ぶという覚悟があったから研修を全う出来たと思います。この経験が、農業を営んでいく上で大変役に立っています。
紆余曲折あり、西海市で新規就農しましたが、この研修での経験が私の支えになっています。

就農後の苦労、喜び、課題等

新規就農一年目は作業に体を慣れさせるだけでした。新規就農二年目は、作物をしっかり作る、管理する、販売するを目標に取り組んでいます。販売先の確保することに苦労しており、「有機野菜を生産しています」と常に情報発信と情報収集をしています。
一人農業ですので、生産と販売で手一杯です。そこで、生産する野菜の品質向上に向けて土作りにこだわり、美味しく野菜が育ってくれるように心がけています。具体的には、土壌分析をしたり、土作りや堆肥作りに関する勉強会には積極的に参加して実践することにしています(YouTubeを何度も見たり)。
最近は、「野菜美味しかった」と言われることもあり、嬉しくまた頑張ろうという気になります。苦労は多いですが、有機農業に関わっている喜びが大きく、苦労と感じたことはありません。今後は、作業効率を上げることにはどうしたら良いかをもっと考えて農業を研究していきます。

これからの夢や目標

地域に根付いた有機農業を営んで行きます。具体的には、有機農業の勉強会を開催する、有機農業の生産者・消費者グループを立ち上げるなどです。2020年までに立ち上げたいと思います。その為に、私が日々レベルアップしなければなりませんので、1日1日を大切に過ごしていきます。西海市の近隣地域と連携を取りたいです。
また、長崎県版有機フェスが出来たらいいです。2021年までに。
生産者としては、私の農園経営で中心となる得意な野菜を持ちたいと考えています。
畑作業に限らないですが、要領を得ないことが多いので要領をよくするのでは無く、要領を得ないなりに良く考えて自分のものにすることが私の理想、私の夢です。

有機農業を志す方へ

おこがましいですが、なぜ農業を営んでいくのか具体的に書き出して下さい。反対されても自分の意見を押し通して前に進む覚悟が必要です。具体的に書き出して、自分の目指す方向を確固たるものにして下さい。中途半端に農業の研修を受けても続かないです。
有機農業を実践していくと感動することがたくさんあります。興味を抱いたということは覚悟があればやり遂げられるということです。是非挑戦して下さい。