身土不二

「ゆうきフェスタ」の成功と三十周年

「ゆうきフェスタ」が早くも4回の経験を重ねました。生産者と消費者が一体となった熊本県有機農業研究会の姿を一番よく表現できる催しがこの「ゆうきフェスタ」です。その輪の中に「生命」や「暮らし」「環境」をテーマに活動している人々が参加してくれるようになり、来場者も年々増え、有機農業を広く伝えようという試みは確実に成功しつつあります。
今年のフェスタは、協賛団体を代表して、熊本県の農政審議員の古賀聖司氏の挨拶から始まりました。昨年に引き続いて米作り体験学習の発表をした託麻原小学校の児童達は、各出展ブースで販売の研修をしました。会場は子供達の声で活気あふれるものになりました。楽しいコーラスが会場に広がります。国際童謡館の矢部清子さんの2回のステージです。最後は「ふるさと」の大合唱。涙をうかべる人もみられ感動的でした。祭りの中でゴミを出さないようにと、マイバッグを呼びかけたり、使い捨て容器を使わない工夫をして、環境問題への配慮も丁寧に表現していこうという姿勢も今年の特徴でした。
どうすれば来年はもっと賑やかに、もっと濃い中身にすることができるのか、野良と食卓で知恵を巡らせていきましょう。
最後に、今年は当会にとって誕生三十周年に当たります。じっくりと自分たちの歩んできた道を見つめ直すいい機会です。会としてもそのような企画を考えています。フェスタに関しても「記念行事とフェスタを結びつけて、三十周年ならではのものにしていきましょう」という声も挙がっています。楽しみな一年になりそうです。 

熊有研理事長・間 司

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