ゆうきフェスタ特集

ステージでの農業体験発表の後、各団体に、小学生二名づつ職場体験の受け入れをお願いし、実際の販売の手伝いを体験した。

これは託麻原小五年生が矢部町有機農業協議会と農業交流を行っているために実現した。既に託麻原小と矢部の農家との交流は三年が経過している。今まで単発的に行ってきた体験学習(農業体験、自然体験等)が点とするならば、今回の職場体験がそれらを線で繋ぐ役目を果たしたと感じている。今回の職場体験が、これまでの体験学習の更なる理解に繋がる事は間違いないだろう。私が子供たちに本当に学んでほしいこと、「お金や便利さだけではない、モノを大切にする仕事がこの国にはまだ残っているんだよ」ということを感じとってもらえたのではないだろうか。
以下に数人の感想文を紹介する。子供たちは大人が考えるような範疇で物事を見ているわけではなく、農業や職場での体験を、しなやかな感性で自分のものにしているのが実感できる。小学生の参加が、有機農業について新たに考える機会を与えてくれたのではないだろうか。また、我々が行ってきた有機農業は、子供たちの心に、お金では買えない「場」と「時間」の本質を直に訴えかける力を持っているんだということを再認識させてくれたように思う。
(今村)

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