もっと知りたい身近なこと
アレルギーゆうきフェスタでは、患者一人の診療に30分もの時間をかけ、一人一人にあった治療を処方される「いのうえクリニック」の井上先生においで頂き、アレルギー相談コーナーを設けます。また、アレルギーをもつ子供に対応した保育を実践するシオン保育園からも来ていただいきます。アレルギーでお悩みのかたはこの機会に相談してください。
アレルギー性疾患は遺伝素因がある人に起きますが、食や住環境などの影響の下にアトピー性皮膚炎や気管支喘息を発病します。アレルギー性疾患はアレルギーにより起きる病気が次々に行進するように出るアレルギーマーチ(最初はアトピー性皮膚炎そして気管支喘息アレルギー性鼻炎の順が多いようです)を起こします。原因になるアレルゲンも食物抗原から吸入性抗原(ハウスダスト・ダニ、花粉・カビ)へと変化します。アレルギーの一番最初は食物アレルギーから起きてくるのです。食べ物によりアレルギーを起こすとアレルギー自体が活発に働くようになり、次から次へとアレルギーを起こりやすくなります。その食べ物のアレルギーはどのように起きてくるのかといえば、簡単に言えば偏って摂取しすぎた食品がアレルギーを起こしてきます。まだ正確には分かりませんが、どうも、食品添加物や農薬といった化学物質がそのアレルギー獲得に影響しているようなのです。
以上の考えに立ってアレルギー治療を展望すると、基本は@質の良い食品を摂る。Aバランスの取れた食生活にする。Bアレルゲンとなっている食物を摂取しない。C規則的な生活を送る。D環境整備をすすめる。こういったことになるでしょう。
小児科・アレルギー科 いのうえクリニック 院長 井上 喜一朗
096-360-6182 熊本県熊本市佐土原1丁目2-11