循環型有機稲作の技術
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山都町 大隈 徹
さる6月19日の有機JAS講習会では、講習の一環としてNPO法人民間稲作研究所代表の稲葉光圀氏の講演会が行なわれた。短時間ではあったが、有機稲作の具体的な技術をはじめ、JAS法改正の問題など、内容は多岐にわたり、非常に充実したものだった。
一方で、自然の循環機能を最大限に活かすため、たとえば、中干はヤゴの孵化を確認してから始めるなど、細心の配慮も忘れていない。いずれの技術も、熱心な観察と研究、試行錯誤の賜物である。ところが稲葉氏はそれらの成果を惜しみなく人に教え、さらには技術の普及のため、器具、機械の開発などを行なっている。有機稲作の普及に努めるその姿勢には本当に頭が下がります。詳細については、稲葉氏が書かれた本を参考にしてもらいたい。 |