菜の花プロジェクト

なぜ私達は菜の花とバイオディーゼル燃料の循環サイクルに取り組むのか?

  熊本県有機農業研究会は「食卓とそれを囲む人の見える生産者」と「畑や四季の見える食卓をもつ消費者」とで作る「農と食の文化」の復活・創造を提唱してきましたが、国内の食料自給率が40%と大幅に下がっている現状の中で、世界有数の食料輸入国となった我が国では、作る人と食べる人の距離は果てしなく広がりつつあります。
  農業は食料生産だけでなく環境の保持や、景観の形成等、多面的な機能を担っています。そのような農地を維持している生産者と、都市住民である消費者が連携して、持続可能な環境にやさしい農業をひろげていくために、「菜の花とバイオディーゼル燃料の循環サイクルプロジェクト」を提唱します。
  有機農業の根本である「資源と生命の地域循環」を具体的な行動を通して考えてみましょう。そこから生まれてくる、生産者や消費者の生活意識や環境に対する姿勢の変化、ひいては新しい農業観の可能性をも探っていきましょう。
地域通貨を使って食廃油を回収する団体募集!
▼  地域通貨を使って回収することに賛同する団体は、地域通貨の管理をする人を決め、熊有研から 地域通貨をもらってください。
▼  廃食油を1.8gのペットボトルに入れたものを、配達の時に集めるか、拠点を作ってそこに持ってきてもらって下さい。その方法も地域通貨を使って回収することに賛同する団体で決めてください。
▼  廃食油との交換で、回収した団体の農産物が購入できる地域通貨を配ってください。ペットボトル1本「20なばな」です。
▼  地域通貨は熊有研で発行しますが、団体名は裏に自分達で記入してください。通貨ですから何度も使えます。
▼  「20なばな」は農産物購入の一部にあてることができるようにしてください。20円相当を考えています。

菜の花を植えて、消費者と連携しましょう

  私達がめざす「資源と生命の地域循環」は廃食油の回収・BDFへのリサイクルだけではありません。
 ☆  転作田に菜の花を植え→なたねを収穫し→搾油してなたね油をつくり→そのなたね油を消費者が使い→搾油時に出た油かすは肥料や飼料として使う。
 ★  廃食油は回収し→石けんやバイオディーゼル燃料にリサイクルする。
という一連の循環によって大きく広がります。地域に応じた工夫で消費者と連携を深めましょう。
  たとえば・消費者との連携の方法は次の通りです。
  • 菜の花畑を消費者がマイオイル畑として登録し、農業者が管理します。
  • 学校で「菜の花エコ給食」などを行なうことを働きかけ、食農教育をおこないます。
  • 菜の花の季節に交流親睦会を行います。
  菜の花からバイオ燃料までのパンフレットができました。必要な方は事務局まで。(無料です!!)

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