編集後記

▼BSE、鶏インフルエンザと食の不安を感じるニュースが溢れています。一方、JASマークのついた有機農産物や加工食品もちまたで目に付くようになってきました。JAS法に有機農産物の規格が出来て四年。わたしたちが店頭で気軽にそして安心して有機農産物を手に入れることが出来るのもこの制度が根付いてきた成果といえるでしょう。▼生産の方法を定めたこの規格。農家はJAS法に準拠したそれぞれの作り方を定めたマニュアルにそって生産をします。認定機関が正しくその行程が行われたかを検査します。また、認定機関自体もその業務を農水省から監査を受けます。さらに、農水省も適正に制度の運用がなされているかを総務省から監査されます。良くも悪くも何重もの監視体制があり、私達の食の安全が守られているのです。▼と同時にJASマークは生産者、加工業者の生活や経営を支えているのも事実です。県内のもう一つの認定機関の廃止により、認定事業者は春先の出荷を前に困惑しているようです。▼認定機関の社会的責任をひしひしと感じながら身の引締まる思いで業務を行っています。新規就農を目指しながら週三日は公務員の気分です。
(笑)草野

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