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消費者と結ぶ菜の花栽培 |
消費者との連携の方法を考えましょう
- 菜の花畑を消費者がマイオイル畑として登録し、農業者が管理します。
- 学校で「菜の花エコ給食」などを行なうことを働きかけ、食農教育をおこないます。
- 菜の花の季節に都会にすむ人々と交流を行います。
他にもアイデアをだしてください。
菜種の選定
種はお店には置いてない可能性があります。種屋さんか農協に注文してください。菜種には多収の品種、背の高くなる物等、色々の種類があります。菜種栽培の目的と地域にあった種を選んでください。品種によっては、絞った菜種にエルシン酸含まれます。エルシン酸は大量に摂取すると心臓機能に異常をきたすといわれている成分です。 エルシン酸を含まない品種は「キラリボシ」「アサカノナタネ」「キザキノナタネ」「ナナシキブ」などがあります。また、ナタネの油粕は飼料用、肥料として重宝されますが、この粕にはグルコシノレートが含まれます。グルコシノレートは油を絞るときに分解し、この分解物が家畜(鶏や豚)に有害性を示すと報告されています。
菜の花栽培方法
苗の定植と直撒きの方法があります。苗の定植をすれば大きく育つといわれます。時期は、熊本県では「苗の定植」の場合11月下旬までに苗を定植します。「直撒き」の 場合9月〜10月に播種します。(ドリル撒き:300〜350g、全面全層撒き:400〜500g)
収穫量、搾油量
収穫量は、地域格差はありますが、180kg/10a程度といわれます。また、青森県横浜町では平均250kg/10a、ドイツでは300?400kg/10aです。
搾油量は、圧縮法による1回の搾油で菜種収穫量の30%得られます。
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アブラナ、ひまわり、ごま、えごま・・
圧縮絞りで、マイオイルにはぴったりの製油所
有限会社・堀内製油 熊本県宇城市小川町南小川372
TEL: 0964-43-0221 FAX: 0964-43-4221
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なぜ収穫量に違いが出るのか
菜種栽培は湿害が起こりやすいためです。排水対策の徹底状況によって、収量に格差が出ます。
収穫・乾燥の方法と留意点
(1)「手刈りなどによる刈り倒し」の場合
- 収穫時期:成熟期の3?4日後に刈倒します。
- 成熟期の判定:主茎の穂先から3分の1の莢中の子実が5?6粒黒色を帯びた時が成熟期です。
- 乾燥方法:刈倒し後3?4日間地干しして、さらに反転して3?4日間乾燥させて脱粒します。
- 乾燥留意点:(1)脱粒直後の子実水分は15〜30%。天日乾燥して10%以下にします。
(2)「コンバイン刈り」の場合
- 収穫時期:子実の水分12%程度(成熟期の7?10日後)の時期に収穫します。
- 収穫留意点:
(1)異種殻粒が混入しないよう機内の掃除を徹底します。
(2)刈高さを穂の近くまで高くして刈り取り速度を上げ、リールの回転を最小にします。
- 乾燥方法:通風乾燥機、または天日で十分に乾燥して子実水分を10%以下にします。
- 乾燥留意点:(1)乾燥が不十分だと発熱して品質低下をまねきます。(2)コンバイン収穫の粒は一時的に大量に脱粒させるので、通風乾燥機の利用が好ましいです。
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